その姿にびっくりしたのは数年前。名前を知ったのは去年のこと。
エゾニュウ。
エゾはわかるけどニュウってなに?ニュウって!
と思ったら、アイヌ語で「茎に甘味があり食用・薬用になること」に由来しているそうです。
えー食べられるの?あんな見た目グロい物が?
この奇妙な植物がエゾニュウです(撮影地:サロベツ原野)。
食べると言ったって、食べてたのは食料があまりなかった昔とか、山菜好きの一部のマニアの間だけでしょ・・・と思っていました。失礼ながら。
そしたらなんと。
楽園には、エゾニュウの塩漬けが売られていました。
好奇心も手伝って、購入してみました。
袋には「数分茹でて、一晩水に漬ける」とありましたが、一晩どころでは塩気は抜けず、数日、水を取り替えつつ漬けっぱなしにしていました。
調べたところ、いろいろメニューはありましたが、やっぱりこれが一番おいしく食べられそうです。
揚げかまぼことの炒め煮。一味を振って。
東北でも同様に食用とされているそうです。
山菜のガイドブックにはなぜかあまり載っていないそうですが、独特の風味が人気の山菜らしいです(マニア向けというのはある意味正しかった)。
熊もこの味が好みだそうで、エゾニュウを採る時は熊に注意!とのこと。
熊と同じものを今、食べているのかもしれない・・・(一年ものだけど)。
楽園の住人
北海道生まれ北海道育ち。現在、ぶどう畑の傍に住む。
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