どこでも学ぶことはある

夏の繁忙期の手伝いが終わり、やっとマイペースでこの土地に馴染もうとし始めている今日この頃。
町内会の会報で、気になるセミナーに丸をつけ始めました。

公民館にて興味のあるテーマの講演会があったので行ってきました。

こうして見ると紅葉も、かなり進んでますね。

バリバリ鉄子ってわけではないのですが、このブログでも度々書くくらい鉄道は好きなので・・・。

講演の中で印象深いと思った点。

"社会的排除(ソーシャル・エクスクルージョン)ではなく、社会関係資本(ソーシャル・キャピタル)の方向で"

つまり鉄道がそれに成り得るというわけですが、ソーシャル・キャピタルとは、人々の協調行動を活発にすることによって、社会の効率性を高めることのできる、信頼、規範、ネットワークといった社会組織の特徴(厚生労働省による)だそうで。

これって社内でも言えますね。流れが悪いと効率も悪い。
各部門だけ出来ていればいいってことではない。


「流れ」の重要性でいうと風水には「龍脈」の思想があるのですが、『鋼の錬金術師』12巻でもメイ・チャンが「大地に龍脈という力の流れがあるように、人間の身体の中にも力の流れがありますかラ・・・流れが止まってしまっている所は治せませン」と言っております。
おっと話が逸れました。


最後の質疑応答を聞いていて、10年以上前に東京の友人が言ってたことを思い出しました。

「北海道の人って、自分たちで何かしようとせずにお上のせいにばかりするよね」
うーん。悲しいけれどそれは今でも変わっていないのかしら・・・。
北海道民はみんなそれぞれ自由を求めて移住してきたんでしょ、と言われそうですが、お役人の制圧で黙らされてきたようなところはあると思います。

出身県の県民性を引きずっている地域もあるしね。

と思っていたら、最後の人が「廃線は寂しいけれどしょうがない事かなと諦めていました。でも先生のお話を聞いて、自分が間違っていたと気がつきました。有難うございます」とまとめてくれて、よし未来はあるぞ、と思えました。

そんな余市に、高速道路が出来るのは二年後です。

ぶどう畑のすぐ横を、排気ガスをまき散らしながら車が走るというのはいかがなもんかしらね、とは思っております。
そっちにかけるお金を、も少し鉄道や町内運行バスに回してほしいものだと思ってましたが、ここは他の地域の人にも訊いてみたいところです。

上がどうにかしてくれるとは思わず、まずはアイデア、それから実行なんですね。

頭使ってお腹が空いたので、まる余ベーカリーのアップルパイで一息。

楽園の住人

北海道生まれ北海道育ち。現在、ぶどう畑の傍に住む。